GFRP鉄筋はなぜさびない? 特徴と活用される場面
橋や建物は私たちの生活を支える重要なインフラです。しかし、定期的なメンテナンスが必要不可欠であり、その費用も年々高騰しています。その主な原因の一つが構造物の骨格を支える鉄筋の錆です。鉄筋が錆びるとコンクリートにひび割れが生じ、構造物の強度が低下する恐れがあるのです。 こうした課題を解決する手段として近年注目されているのがGFRP鉄筋です。今回は、GFRP鉄筋が錆びない理由とどのような場面で活用されているのかを解説します。 鉄筋の錆とGFRP鉄筋:材料の違いと腐食のメカニズム 建物の補強に使われる鉄筋はその名の通り鉄でできています。鉄は強度が高く、建物を支えるのに適していますが空気中の酸素や水分と反応することで酸化し、赤さびが発生します。この赤さびが発生すると鉄筋の強度が低下し、コンクリートのひび割れの原因となり、構造物の寿命を短くする大きな要因となります。 GFRP鉄筋は鉄筋の代替として開発された材料です。GFRPは、ガラス繊維という細い繊維を樹脂で固めた複合材です。ガラス繊維は引っ張る力に強く、ある程度の柔軟性も持ち合わせていま
