FRPとは
初めまして。
FiReP Rebar Japan株式会社の塚本理貴と申します。
初めてのブログです。
記念すべき1回目の投稿ですが、小生のプライベートはとくに面白おかしくないので弊社が取り扱っているFRPについて、初めての方でもわかりやすいようにご紹介していきたいと思います。
FRPとは?
FRPという言葉をあんまり聞いたことない人がほとんどだと思います。
これは、Fiber Reinforced Polymer (又はPlastic)の略です。
英語にお強い方はこの時点で「ホ~ナルホドネ~」と思ったことでしょう。
え?いや?わからない?
そんなそんな、ご謙遜を。
要はプラスチックです。
さらに言えば、強化繊維プラスチックです。
ん?わからない?
それはですね、変に難しく受け止めちゃっているからですよ。
プラスチックありますよね?
身近なものですとタッパーとか、シャーペンの本体とか、目覚まし時計の本体とか、あなたのスマホのケースとか。(あ、革製ですか、そりゃすいません)
これらプラスチックに繊維を使って強化したものです。
繊維がなんだって話ですよね。
要はすっごくほっそい1本の紐を束ねたようなものです。
プラスチックは熱すると溶けるイメージはできますよね?
それが固まる前にこの繊維を入れて固まるとあら不思議、FRPの完成です。
単純化しすぎましたかね。。。
でもイメージはこんなものでいいんです。
ん、でももう少し詳しくいいますと・・・。
プラスチックは厳密には樹脂というものからできています。
娘さんの爪がピカピカでとげとげでしたらそれはアクリル樹脂です(違う樹脂もありますが)。
娘さんの爪は樹脂でコーティングされています。
プラ爪ですプラ爪。
樹脂にはいろいろな種類があって、こうしている今でも新しいものが生み出されています。
熱で固まるもの、熱で固まってその後は熱では解けないもの、太陽光で固まるものetc...
完全に人口物なのでいまでも研究が続けられてるいわば最先端技術なのです!(いいすぎです)
プラスチックそのものはあんまり機械的耐力がありません。(引っ張ったりするとすぐ壊れる)
しかし、そこに引張にめっぽう強い繊維を加えると引張にも強いプラスチックが出来上がります。
鉄筋コンクリートを想像してみてください。
これは、圧縮に強いが引張に弱いコンクリート内部に引張に強い鉄の棒を入れることで引張にも圧縮にも強い一つの材にしています。
FRPもそれと同じです。
どんなに弱い爪でも樹脂で固めてしまえばニャース顔負けのみだれひっかきができます。(この場合は爪が繊維(?))
さてさて、みなさんの身近にはどのようなFRP製品があるのでしょう。
有名なところですと、お父さんのゴルフのクラブ、Hoteiのギター、飛行機などなど、鉄に代わる代替素材として色々なところに使われています。
なぜ、使われるのか?
それは、
軽量で、機械耐力が高く、錆びず、電気を通さず、対候性にも優れている
からです。
樹脂そのものは優れていないところもありますが、添加剤を使えばかなり応用ができるのも特徴です(普通はUVによわいプラスチックですが、対UVの添加物を入れるとUVに強くなります)。
次は繊維と樹脂についてもう少し詳しく見ていきます。
第一回目、読んでいただきありがとうございます。
でわでわ。